グラビア印刷は、主に製品パッケージやカタログ、雑誌などに使われる印刷方法の一つです。高品質で鮮やかな色を印刷できる特徴から、日常生活の様々な印刷物に用いられています。
日常生活で目にするグラビア印刷製品例
グラビア印刷は「凹版(おうはん)印刷」とも呼ばれ、版(はん)と呼ばれる、金属のロールに図柄を彫り、そのくぼみににインクをつけて、紙やフィルムに押し付けて印刷します。
発色が鮮やかで、細かいデザインを再現できることから、写真や複雑な絵を印刷するのに向いています。また、一度版を作れば何千枚、何万枚も印刷できるので、大量印刷にも適しています。
製品ができ上がるまでの主な印刷工程を
ご紹介します。
印刷に必要なフィルム、インキ、版を入荷します。版にはすでにデザインが彫刻されています。
お客様の要望に合う色味を再現するため、複数のインキを適切な割合で調合。試し刷りと微調整を繰り返して仕上げます。
お客様のニーズに合わせた印刷機で印刷を行います。東京ポリエチレン印刷社には、4台の印刷機があります。
印刷フィルムにもう一枚フィルムを重ねて貼ることで食品の鮮度を守ったり、印刷した絵や写真をキレイに見せられます。
印刷やラミネートが終わったフィルムを、製品の幅に合わせて細かく切り、それぞれ巻き取ります。
スリット後、巻き取られたフィルムを梱包します。運んでいる時にキズがついたり、ゴミが入ったりしないようにていねいに包みます。
製品の種類や数が合っているかをチェックして、届けるための準備をします。
※ここまでが当社の作業となります。
お客様の工場に届いた後、フィルムは食品や日用品などを包むために使用されます。
包装された商品が店頭に並び、みなさんの元に届きます。私たちが印刷したパッケージの色やデザインが手に取るきっかけとなり、商品の魅力を伝えます。